福知山プロジェクトは12坪のとっても小さい建物ですが、中身の濃い建築です。
構造は木製です、柱・梁・床・天井とすべて檜で化粧として見えます。
解り易く言いますと構造材である柱・梁が全て丸見えなのです。
丁度昔の町屋、武家屋敷・お寺等の建築を想像して頂けたら解りよいと思いますが、部屋を見渡すと柱が見えて、上を見上げると梁が見えていますよね。
当事務所の設計では一部に柱や梁が見えるデザイン(設計)をしていますが、今回、福知山PJは全て見えるデザインにしています。
水平と垂直に交差した柱・梁材のラインと漆喰で塗られた壁材の面との構成が今回のデザイン(設計)のキモです!
こうした柱や梁の接合が見えるデザイン(設計)はとっても難しいのです。
その為にも材料の選定や決定もデザインの重要ポイントに上げられる。
こうしたデザインはクライアントの理解無しでは成立しません、仕事冥利に尽きますね。