ビンゴ!と湧いた瞬間、しばし冷静になる期間が要るようです。
出来上がったプランとスタディー模型を見比べながら与件に対してキチンとクリアーしているかのチェックも必要です。
この後数日間は知らん顔をしつつ時折眺める程度にして改めて見ると「こりゃ駄目だ!」もしくは「よし!これで行こう!」が決まる訳です。
この30年間の記憶で振り返ると、最近の傾向では「こりゃ駄目だ!」の繰り返しが多い!です・・
最速で基本計画(間取りと大まかな形)がまとまったのはデビュー作の「開花庵」ですね。
30分でまとめた記憶が有ります、30年前でしたか・・・・。
しかしその後の基本設計(基本的な寸法、間取り、外観、外構デザイン等)、実施設計(工事をする為に必要な設計図、かなり細かなデザイン、設計図)を書くのに3ヶ月半ほど掛かりましたけど。
しかし今まで一番掛かっているのが豊中プロジェクトでしょうか・・・・。
設計契約を交わしたのが平成20年の9月、やっと実施設計図が出来上がるのが今月末頃???
実に3年と1ヶ月・・・!!ちょっと異常ですね・・・。
原因は色々と有りますが気長に待って頂けたクライアントには感謝感謝です。
普通、年齢が嵩むごとに整理されてスムースに行くそうですが、私の場合は雑念が増えて来ているのかなぁ〜と思ったりします。
今大事にしているのは最初のイメージを大切にして、あれこれ気持ちを振らずにまっすぐ見ようとしている所です。