ここ数年建材の好みが少しづつ変わってきた。
タイルが好きになってきた、数年前まではタイルは嫌いな材料だった、理由は目地が煩いから、それと、薄っぺらい感じが嫌いだったんですね。
随分前に専門学校の女子寮の設計をしたとき、外壁にレンガを積み上げたかったけど、予算の限りで結局、厚めのタイルを貼った。
これが結構見栄えが良かったんです、しかしその後タイルを使う事無く(仕事がなったという噂も有り!)相変わらず、壁は漆喰、床は桧の無垢材の縁甲板が、お決まりでした。
ある時商店街の改修とカフェの計画が持ち上がったので、その時に閃いたのが
「タイル」と言う素材でした。
床暖房の関係や土足の事もあり床を全てタイルを貼ってみました、これが大当たりで、今まで桧一辺倒からタイルも良いぞ!と思うようになったのですね。
今は、外壁や内装の壁にも用途を広げようとしています、しかし、そうなると色々と面倒な事が起きるんですね~。
未体験ナ事ばかりなんで、硬い材料だけに音の反射による耳障りな事や目地の処理や貼り方の検討が一杯出てきます。
ま、それも楽しいといえば楽しいんでしょうけどね。
お陰で悩む期間が長すぎて設計期間が延びて伸びて仕方ない!困ったもんだ!