岸和田の
「いなばや」さんのトイレが未だ完成されていないままになっていました、ガラスタイルを未だ貼っていなかったのです。
出来上がった時にタイルは貼らなくても良いのではないかと思い、そのままにしておいたのですが、やはり設計どおり貼ってみようと考えて最近貼ってみました。
中々見る機会が無かったので急いで見てきましたら、やはり
貼ってよかった!。
僕自身のデザインスタイルの中で、タイルは建築素材としては結構高い位置にいるんですよね、素材感、色合い、耐久性等色々あります。
しかし、難しいのは一歩間違うと、ダサくなっちゃいます、色、タイルの大きさ、質感、形、目地幅 等がちゃんと検討されていないと何の意味も持たなって、ただ貼った、て、なりますから。
タイルは機能だけで使うのではなく、タイルの持つ素材を如何に表現するかが大事かもしれません。
丁度1年前に完成した、MsフラットやSNHーR等はシャープさを要求したためそれに見合うタイルに出会ったときは「これだ!」と思いました。
現実はサンプルと実際に製品化した時のギャップにメーカーさんに色々と無理難題を言ってしまいましたが本当に大変でした。
しかしその甲斐があって出来上がりはクライアント共々喜んでもらいましたから、使った意味は間違いありません。
それだけ素材の持つ力の中でタイルは大きい事を実感しました、だから余計使う事に躊躇しますね。
今の進行中のプロジェクトの中では内装で使う事はありますが、外壁で使う事にかなり悩んでいます。
使うとしたら既製品の中では希望が見当たらないのです、土塀なのでサイズや質感でそれに合いそうなのが今のところ見当たらないのが現状ですね。