先日「旅宿 井筒安」出の出来事。
包丁の研ぎ講習が有りました、その時の講師がこんな事を陳べています。
「包丁は管理するのではなく、守りをする」
そうなんです、「管理」ではなく「守り」此の違いは大きいですね。
「管理」は字のごとく様子見と問題が起きた時の対処に近い印象ですが、「守り」は気持ちが入っているのです。
問題が起こる前に事前に用意しておく事でしょうか。
包丁も日々研いでおく、「仕事がし易い様に、おいしい料理が造れる様に」自分の手の延長線上に道具が有ると言った感じに守りをする。
これはモノを造る人は誰でも通じる言葉ではないかと思いました。
今や使い捨ての時代の真っ最中、悪くなればすぐ捨てる、取り替える風潮です。
そう言えば万年筆なんてトンと聞きませんね、今やボールペン等が幅を利かせています。
僕もその内の一人です、が、細い線を書くのに手持ちの万年筆では書けないので使っていますが、基本は万年筆を使っていますけどね、と少々良い訳を・・・。
皆さんも道具を少し見直してみませんか?
刃物を研ぐには精神を心を集中しなければなりません、当に心も研ぎすまされます。