この手の本を見るとつい買ってしまう。
何がきっかけかは忘れたが、以前から比較社会学の本を良く読む様になった。
興味は若い頃から有ったが、多分「国家・宗教・民族」のタイトルの本を呼んでからだった様に思う。
そんな関係で宗教本もよく読んでいる。
この本は宗教だけでなくイスラム建築が見たい願望で買ったのですけどね。
でも内容的にはイスラム教のおかれている立場、政治・社会・経済、等等を解り易く解説している。
是非読んで頂きたい本だ。
イスラム教と聞くと何を発想するでしょうか?オサマ・ビンラディン、テロリスト、一夫多妻、アラブ諸国・石油・辺りかな?
しかしこの辺りはほとんどが誇張された偏見に満ちた意識でしょう。
冷静に考えたら世界三大宗教の一つイスラム教がそんな軽薄な宗教では無いでしょう。
一番悲しいのは、イスラム=テロリストのレッテルを貼られている事です。
そのレベルで話すならキリスト教徒も同様の行為も有ります。
十字軍の侵略は大規模テロとも言えます、大英博物館やルーブル博物館は略奪物の宝庫とも言えませんか?
宗教だけで世界が変わるものでもなく政治や経済が絡んでの世界情勢でしょう。
今時折イスラム教徒の人々が苦悩に喘いでる姿をテレビ等のメディアで見る事が有ります。
正しい姿を一番発言力のパワーが大きいメディアはバライティーも良いけどもう少しの時間を割いて世の中を伝えて欲しいと思います。
もし金儲けでそんな時間が作れないなら、せめて誇張された誤った情報、偏重されたイメージを報道して欲しくはないです。
イスラム建築が大好きな私は早くイランに行きたいから。